アマミノコ飼育記録
Prosopocoilus dissimilis dissimilis


2010年10月!我が家にノコギリクワガタがやってきた♪
基本的に『自己採集個体』に拘りが有った私が、簡単には自己採集とはいかないクワガタに興味を持ってしまった(汗)
離島のクワガタ!『アマミノコギリクワガタ』・・・2〜3年前に新潟県内でオオクワ灯火採集に御一緒させて頂いた東京都在住のHさんに連絡を取り、Hさん採集個体からの累代個体を譲って頂く事が出来!早速送って頂いた。
これを期に『アマミノコ大型個体』を狙ったブリードに挑戦してみる事にしました。

2010年10月16日
本日、H氏より送って頂いた生体が到着しました。
今夏羽化で未だ休眠中ですので我が家でスヤスヤと眠ってもらい、本格ブリードは来春になりますが!取り敢えず記念撮影と本土ノコとの比較を行いました。

2010年10月16日
休眠中アマミノコを引張り出しポーズを頂き^^
漆黒と独特の歯型がたまらん♪


こちら御存知『本土ノコ』
これはこれで慣れ親しんだクワガタです。
カッコいいです。


アマミノコ大顎拡大!
挟まれたら痛そう(汗)


本土ノコ大顎拡大!
これぞノコギリって感じですな^^

撮影後!あまり触ってばかりいて、冬期間に休眠から覚めるといけないので飼育棚に戻ってもらいました。
来春が非常に待ち遠しく思うのと長いブリード期間を無事終えたいと思います。


2011年 5月20日
なが〜い休眠時期を終え、69o♂がやっと活動を開始してくれました(汗)
半ば『このまま休眠から覚めず、☆たらどーしよ〜・・・』とチョット心配もしましたがこれで一安心です。
早速!同時期に休眠から覚めた36oの♀と、これから活動するだろう未だ寝惚け状態の39o♀の1♂2♀でペアリング&セッティング(産卵)をしてみました。
(たっぷり餌を与えてからの方が良い気もするが、知らない間に☆ても困るので、一気に産卵まで進める様なセットにしました(笑)


仲良くしてねぇ♪


御対面♪
この後プチ悲劇が・・・汗
アマノコの生態が良く判らないんですが、♂♀どちらも凶暴?
すぐ近くに♂♀を並べて投入したら、なんと♀が♂の顎先に噛みつき離しません・・・慌てて手に取り2匹を離し、再投入!

今度は激怒興奮状態の♂が♀の胴体にガブッ!『おいおい大丈夫かよ〜(汗)』
寝惚け状態の39oはケースの角で知らん顔です(笑)

なにはともあれ!このまま放置で様子を見守る事にしました。

7月には幼虫が確認出来たら嬉しいかも^^


2011年 7月30日
ケースの底に確認出来ていた卵がどうやら孵化した様なので本日産卵セットを暴いてみました^^
爆産したら困るので♀は産卵が確認出来た1ヶ月前に取出し孵化を待っていたのですが、さて!結果は?



幼虫を発見!!


ついでに卵も発見!!

結果は意外と少なく(!?)幼虫2匹と卵2個・・・(ん〜〜〜10個くらいは産んでると思ったのに(汗))
これでは物足りないので、健在の親♀を再度産卵セットに投入し追加を採る事にしました。

なんとかあと10個は確保したいところですね^^

2011年12月18日
ずいぶんと放置気味であった『アマノコ』のマット交換をしてみた。
今期、オオクワの種親をしっかり熟成させるにあたりワンシーズンブリードを中断の為、温室のヒーターは完全OFF!
室温16℃の中での低温飼育でございます。
果たして幼虫の具合は如何なモノか?
一本目!出てきた幼虫は12g、当初♀と思っていたのだがこの体重は普通?頭幅からしても♀っぽいけど・・・卵巣有る様な無い様な(汗)

二本目!出てきた幼虫は18gの立派な♂^^
でも・・・4ヶ月でこの体重は普通なのかどうなのか?さっぱり判りません(ちょいとネットを徘徊してみます。)



♀と思われた幼虫!でもこの体重って有りなのか?
オオクワなら有なんだけど・・・

♂幼虫18g
標準?

♂幼虫アップ
もっと大きくなって欲しい・・・

他の方の飼育記を拝見してみると18gって普通ぽい。70o前後はクリア出来そう『取り敢えず小さくはなかった^^』

なんとか更に体重を乗せて75oアップが出て欲しい。

この2幼虫、1400ppに投入しヒーターOFFの温室へと戻しました。

次回、マット交換するのか?このまま羽化まで放置か?考え中・・・考え中・・・考え中・・・



2012年6月3日
長かった幼虫期間も終わりを告げ、12g幼虫の蛹化を確認!やはり♀の様だ^^
そんで18グラムの♂はと言うと、只今前蛹の状態であと2〜3日もすれば蛹化しそうです。
うまくすれば今月中には羽化してくれると思います。
今からサイズが気になり、ワクワク♪です^^

※今回、容器がPPボトルって事もあり、画像なしです(汗)
     (ガラス瓶にしておけば良かったかな(^_^;)


2012年6月17日
先日確認した♀に続き、どうやら♂も蛹化した様である。
羽化まで放置しようか?迷いましたが、蛹の形状を拝みたいのと次回に向け(?)今後の為に蛹サイズを測定したい!との衝動から露天にする事としました(汗)

1400ppボトルを慎重に堀進め!ボコっと開いた蛹室に横たわる立派な大顎のアマノコ蛹が登場しました。


立派なアマノコ♂蛹登場!
親♂がやや顎ズレしてたけど、こいつはバランス良し!



気になるサイズは・・・
55.09o!これってどうなの?
まっ普通なんでしょう(笑)

蛹サイズ=55.09o=羽化サイズは?
果たして70o超えるのか? 70oには+15oだけど・・・オオクワに例えると・・・ん〜微妙〜〜(笑)

取り敢えず無事に羽化してくれる事を願って放置!しときます。。。


2012年8月12日
大分前に羽化していた事は確認出来ていたのですが完全に固まり安定してからと思い、本日♂と♀の取出しを行いました。
結論から言って70o超えは成りませんでした(^_^;)
♂は親と同じく69o!しかし親が顎ズレしていた事を考えれば均整のとれた個体になったと思います^^
そして♀も親と同じく39o!こちらもまずまずだったのではないでしょうか?
今回、二つしか採れなかった幼虫が偶然にも♂と♀だったので、来季は再度70oアップを狙ってみようかと思います。
その前に、来春まで寝てもらわねばならないので寒くなるまで冷蔵庫に入ってもらいました。